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整形外科・鍼・リハビリで改善しない慢性腰痛|原因と脂肪由来幹細胞(ASC)治療の選択肢

慢性腰痛に悩む人物のイメージ 銀座YRクリニック 脂肪由来幹細胞ASC治療

朝、起き上がって腰が重い。デスクワークの後に立ち上がると腰がこわばる。鍼に行けばその日は楽になるが、また数日で戻る。整形外科では「様子を見ましょう」と言われた。そしていつの間にか、そういう状態が「普通」になっている。

ちゃんとケアしているのに、また戻る。その繰り返しの中で、「もうこのままずっと付き合っていくしかない」と、どこかで思い始めていませんか。

「楽になる」と「治っている」は、違うことがあります。

そう感じているなら、アプローチの入口を変えることを検討する時期かもしれません。

この記事でわかること
  • 慢性腰痛がなぜ「治りにくい」のか(原因と仕組み)
  • 今まで試した治療の効果が続かなかった理由
  • 脂肪由来幹細胞(ASC)治療の仕組みと研究の裏付け
  • 治療の流れ・費用・安全性・よくある疑問

※本記事は医療情報の提供を目的としており、特定の効果・治療結果を保証するものではありません。症状のある方は専門医にご相談ください。

慢性腰痛が改善しない理由──「検査で異常なし」なのに痛いのはなぜか

腰痛のうち、画像検査だけでは原因を正確に特定しにくいケースは非常に多く、かつては「85%が原因不明」とも言われていました。現在は診断技術の向上により、丁寧な問診と専門的な評価を組み合わせれば多くのケースで原因部位を特定できるようになっています。それでも慢性腰痛の原因特定は一筋縄ではいかず、「検査で異常なし」と言われながら痛みが続いている方は少なくありません。

検査で異常がないと言われた時、「気のせいなのかもしれない」と思った方もいるかもしれません。しかしそれは気のせいではなく、MRIやレントゲンに映らない部位が痛みの原因になっていることが、慢性腰痛では珍しくないのです。「画像に異常がない=問題がない」ではありません。

※参考:日本整形外科学会・日本腰痛学会監修『腰痛診療ガイドライン2012』および『腰痛診療ガイドライン2019改訂第2版』

MRI検査・画像診断のイメージ 腰痛診療ガイドライン 銀座YRクリニック

腰痛はなぜ慢性化するのか

急性腰痛は本来、数週間で改善することが多いです。しかし痛みが3ヶ月以上続くと「慢性腰痛」に移行し、改善しにくくなります。その理由は2つあります。

① 組織の損傷が残ったまま

椎間板や椎間関節は血管が少なく、自己修復能力が低い組織です。一度傷むと自然には回復しにくく、慢性的な炎症が続くことがあります。

② 痛みが脳に記憶される

痛みが長く続くと、脳や脊髄が「痛み回路」を形成し、実際の組織の状態とは関係なく痛みを感じ続けることがあります。これが慢性疼痛の一つのメカニズムです。

慢性腰痛の主な原因タイプ

タイプ特徴画像への映り方
椎間板性腰痛椎間板の変性・亀裂による痛みMRIで確認できることもある
椎間関節性腰痛腰の関節の変性による痛み映りにくいことが多い
筋・筋膜性腰痛筋肉・筋膜の慢性炎症ほぼ映らない
神経障害性疼痛神経が過敏化した状態画像では判断が難しい
次のような状態に当てはまりますか?
  • 一度は良くなるが、数日〜数週間で戻る
  • 検査では「大きな異常はない」と言われた
  • 治療を続けているが、改善している実感がない
  • 「このまま付き合うしかない」と思い始めている

2つ以上当てはまる場合、「今とは違う視点でのアプローチ」が必要な可能性があります。

鍼・リハビリ・整形外科による従来の腰痛治療 銀座YRクリニック

鍼・整形外科・リハビリで改善しない理由

ちゃんと通っているのに、「結局また戻る」という感覚だけが残る──そう感じている方は少なくありません。それには理由があります。慢性腰痛が改善しにくい一因として、多くの治療が「痛みを抑える」ことを目的としており、「損傷した組織に直接働きかける」アプローチとは方法論が異なることが挙げられます。

治療法何に働きかけるか限界
鎮痛剤・湿布炎症による症状を抑える組織への直接作用なし。効果は一時的
鍼・マッサージ筋肉の緊張・血流改善持続性に個人差が大きい
ブロック注射局所の疼痛伝達を一時抑制持続的な組織改善には働きかけにくい
リハビリ・運動療法筋力・姿勢の改善組織損傷が残っている場合は限界がある
手術物理的な圧迫を除去侵襲が大きく、適応が限られる

痛みを抑えながら生活を維持することには意義がありますが、組織への直接的な働きかけを求める場合、別のアプローチが必要になることがあります。

脂肪由来幹細胞ASCの顕微鏡イメージ 再生医療 銀座YRクリニック
※細胞顕微鏡イメージ(実際のASC細胞とは異なります)

組織への働きかけを目的とした──脂肪由来幹細胞(ASC)治療

DOCTOR’S COMMENTARY

ここからは、当院の再生医療認定医・樋口淳也院長が解説します。

銀座YRクリニック院長の樋口淳也先生は、整形外科専門医・再生医療認定医・日本スポーツ協会公認スポーツドクターの三資格を持ち、東京大学大学院医学系研究科博士課程を修了された経歴をもつドクターです。この三領域を同時に専門とする医師は全国でも非常に限られた存在です。

東京大学にて幹細胞研究・学術発表に従事し、外来治療20,000例以上・手術執刀1,000例以上の実績を持ちます。腰痛の「原因診断」「運動器としての評価」「再生医療の適応判断」を一人の医師が一貫して担えることが、当院の治療の特色です。

そもそも「幹細胞」とは何か

幹細胞とは、様々な細胞に変化する能力と自ら増殖する能力を持った細胞です。体が傷ついたとき、幹細胞は傷ついた場所に集まり、組織の回復を促す物質を分泌するとされています。若い頃は幹細胞が豊富で回復力も高いですが、加齢とともにその数と活性は低下していきます。

脂肪由来幹細胞(ASC)治療の仕組み

自分のお腹まわりの皮下脂肪から、米粒2〜3粒ほどのごく少量の脂肪を採取します。その脂肪の中に含まれる幹細胞を専門施設で培養・増殖させ、数週間後に点滴または患部への局所注入で体内に戻します。

体内に戻された幹細胞は、以下のような働きが期待されています。

  • 慢性炎症を抑える作用(抗炎症作用)
  • 損傷した組織の回復を促す成長因子の分泌
  • 免疫バランスへの働きかけ(免疫調整作用)

研究の裏付け

東海大学整形外科学教室において、脂肪幹細胞を用いた椎間板・軟骨の再生医療研究が行われており、その取り組みは学術誌にも報告されています。また院長が在籍していた東京大学でも、脂肪幹細胞を用いた運動器再生医療の研究が行われています。

この治療は現時点では保険診療として確立された標準治療ではなく、効果には個人差があります。すべての方に同様の効果が得られるわけではありません。

※参考:日本リハビリテーション医学会誌 Vol.56 No.9 2019「再生医療技術を用いた椎間板疾患治療」東海大学医学部外科学系整形外科学、東京大学整形外科・骨軟骨再生医療講座 公式サイト

慢性腰痛の幹細胞治療に関するよくある疑問

Q1 本当に効果があるの?

色々な治療を試しても改善しないと、「どうせまた良くならないんじゃないか」と思うのは当然のことです。

ASC治療は「痛みを抑える」のではなく、「組織に直接働きかける」アプローチです。従来の治療で十分な改善がみられなかった方にとって、新たな選択肢として検討できる場合があります。

ただし全員に同様の効果が出るわけではなく、効果の出方には個人差があります。病態の程度・年齢・慢性化の期間などによって異なります。当院では初診カウンセリングで現在の状態を評価した上で、適応の有無と期待できる変化についてご説明します。

Q2 自分の腰痛は対象になるの?

※最終的な適応判断はカウンセリングで行います。当てはまっても適応外となる場合もあります。

以下に当てはまる方は、先に整形外科での精密評価が必要です。
  • 足にしびれや力が入りにくい症状がある
  • 歩くと悪化して、休むと楽になる(脊柱管狭窄症の可能性)
  • 転倒後の痛み、発熱、夜間の強い痛み、排尿・排便の異常がある
以下に当てはまる方は、検討の対象として確認できる可能性があります。
  • 椎間板の変性・損傷に由来する腰痛(椎間板性腰痛)と言われている
  • 椎間関節の変性に由来する腰痛と言われている
  • 足のしびれや排尿異常はなく、半年以上続く慢性腰痛で複数の治療を試したが改善していない

Q3 安全なの?怪しくないの?

「高額で怪しい治療では?」という疑問を持つ方もいらっしゃると思います。ASC治療は日本では「再生医療等安全性確保法」に基づいて規制されており、国への届出と審査を経た施設のみが実施できます。

自分の細胞を使うため拒絶反応は起こりにくく、現在報告されている範囲では深刻な副作用はほとんど見られていません。短期的な反応としては、採取部位や注射部位の一時的な痛み・腫れ、まれに発熱程度です。

銀座YRクリニックは以下の3点を満たしています。

① 再生医療等安全性確保法に基づく届出施設

当院はこの届出を行った上で治療を提供しています。なお「届出」は国が安全性を承認したものではなく、あくまでも法的に定められた手続きを履行していることを意味します。

② 整形外科と再生医療の両領域を専門とする医師が担当

樋口院長は整形外科専門医・再生医療認定医の両資格を持つ医師です。

③ 治療前に適応・費用・リスクを十分にご説明

カウンセリングでは幹細胞治療だけでなく、現在の状態と選択肢について丁寧にお伝えします。

Q4 脂肪を採取するって、痛くないの?手術みたいなもの?

局所麻酔を行うため、採取時の痛みはほとんどありません。切開は2mm程度で、採取するのは米粒2〜3粒ほどのごく少量の脂肪です。傷跡はほぼ目立ちません。入院は不要で、当日帰宅でき、シャワーを浴びることもできます。

Q5 治療を受けてから、いつ仕事に戻れる?

多くの方が翌日から日常生活を送られています。デスクワークであれば翌日から復帰される方が多いです。

※個人差があるため、体の状態に応じてご判断ください。激しい運動や重労働は治療後1ヶ月程度様子を見ることをお勧めしています。

Q6 いくらかかるの?

再生医療は保険適用外のため、費用は全額自己負担です。費用の詳細はカウンセリング時に治療内容・回数とともにご説明します。

まずカウンセリング(¥3,300)にお越しいただき、適応の有無・内容・費用をすべて確認した上でご判断いただけます。その場で治療を決める必要はありません。

Q7 効果がみられなかった場合はどうなるの?

十分な効果がみられないケースもあります。その場合は、運動療法の強化・心理的アプローチ・他の専門科への紹介など、他の選択肢についても一緒に考えます。当院の方針は、あなたの腰痛に合う選択肢を一緒に探すことです。

医師による問診・カウンセリング 銀座YRクリニック 再生医療相談

まとめ:慢性腰痛で今すぐできることのチェックリスト

慢性腰痛の多くは、痛みを抑えるだけのアプローチでは改善しにくい構造があります。生活習慣の見直しを土台としながら、必要に応じて組織への直接的な働きかけを検討することが、次のステップになります。

  • 足のしびれ・排尿異常など「危険サイン」がないか確認する
  • 半年以上改善がない場合、アプローチの入口を変えることを検討する
  • 従来の鎮痛アプローチと、組織への直接的な働きかけの違いを理解する
  • ASC治療が自分の状態に合うかどうかをカウンセリングで確認する
  • 費用・リスクについて、納得した上で判断する

「痛みは変性の始まりではなく、遅れてやってくるサイン」──改善しない状態を長く放置するほど、残せる選択肢は限られます。もし今、「改善しない前提で付き合っている」状態であれば、一度だけでも、現在の状態を整理してみることをおすすめします。

※本記事は医療情報の提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。症状のある方は専門医にご相談ください。

「再生医療等安全性確保法」に基づき、脂肪由来幹細胞(ASC)治療は行政機関への届出済み医師による専門的な導入判断のもとでのみ提供されます。効果には個人差があり、疾患の種類・進行度によって適応が異なります。当クリニックでは来院後まず状態を総合的に評価し、治療が適しているかを専門医と一緒に確認してからご提案しています。

気になる方への次のステップ

「自分の腰痛、実際どうなんだろう」と思ったら、まずこの2ステップがおすすめです。

STEP
01
画像検査で現在の腰の状態を確認する

X線またはMRI検査で、現在の腰の構造的な状態を客観的に把握します。

STEP
02
再生医療の専門医に相談する

その結果を持って、「保存療法で十分か」「ASC治療が選択肢になるか」を一緒に確認してもらいます。

銀座YRクリニックへのご相談・ご予約
〒104-0061 東京都中央区銀座6-5-13 Css Building III 7F
最寄り駅:東京メトロ 銀座駅 C3・C2出口より徒歩5分

銀座YRクリニックについて

銀座YRクリニック院内 再生医療・アンチエイジング専門クリニック
銀座YRクリニック院内

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参考文献

  • 日本整形外科学会・日本腰痛学会監修「腰痛診療ガイドライン2019改訂第2版」南江堂, 2019.
  • 日本リハビリテーション医学会誌 Vol.56 No.9 2019「再生医療技術を用いた椎間板疾患治療」東海大学医学部外科学系整形外科学
  • 東京大学整形外科・骨軟骨再生医療講座 公式サイト:http://www.u-tokyo-ortho.jp/examination/endowed-course/
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